省三窯 市野秀作
繊細で美しいフォルムに施される、鮮やかな色彩の世界。研究を続け独自で生み出してきた美しい色合い。伝統を重んじながらも進化を止まない作品は、目を惹き魅了する。美しく魅力溢れる作品を手に取り感じてください。
伝統を守りつつ、新しいものを追求
省三窯の三代目として活躍されている市野秀作さん。伝統的を守りつつ、常に新しいものを追求する作陶の日々。「作っているのが楽しいです。好きだから、暇さえあれば作っています。」そう仰る秀作さんの作品は、パッと目を惹く美しい色合いと、流れるような繊細なフォルムがとても魅力的。一方で、伝統的な丹波焼きの作品はどっしりとした男性的な力強さと迫力を感じます。
独自で釉薬を研究し、思い描く表情を表現
丹波焼にこだわらず、伝統工芸・ガラス工芸・美術品などに目を向け、取り入れようとする姿勢。また今の作品をより進化させることへの強い思い。それは器だけに留まりらず広がりを見せる。「花器や壷などへも反映させていきたいですね。同じ釉薬でも、動きが変わり表情が違ってくるんです。使っていただく方に、飽きることなくずっと使っていただけるモノを届けたい。」と穏やかに語る秀作さん。穏やかな中に強い意志を感じ、今後の作品にも期待せずにはいられません。
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